2009年12月19日土曜日

正義が失われたCOP15

開幕以来2週間、予想された以上に混迷が続いたCOP15の最終日、いや正確に言うと翌朝3時半に始まった会議は、これまでで最大の大混乱となりました。途上国が議長から提示された「コペンハーゲン合意」草案に対し総反発したのです。まずツバルとベネズエラやキューバなどのラテンアメリカの国々が、透明性、非民主的な合意形成プロセスと草案の非常に弱い内容に対し力強く抗議しました。続いてニカラグアがCOP15の延期を提案し、その後数十分に中断、再開した後もその他の多くの国々からもこの公正、公平に欠けた合意案とプロセスへの怒りの声が続きました。しかし、一方で先進国は合意案を指示しています。

ここに来て合意がどうなるか全くわからなくなりました。
このような不正義を許した国連の行方も心配です。
そして、この不正義を支持する日本の国民であることも不安です。

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