2009年12月15日火曜日

アフリカがCOPに待った!

第二週目の初めから、会議は大波乱です。
昨日のプログラムの中で、議長から気候変動枠組条約と京都議定書の下にそれぞれ分かれて進んでいる次期枠組の議論をすりあわせるための場を持つことが提案されたことに対し、アフリカグループが大反発して議論への参加を拒否しました。気候変動影響が死活問題であると感じているアフリカの国々は、今すぐに先進国に京都議定書の下で法的拘束力を持つ野心的な削減義務を持たせることと、気候変動枠組条約の下で途上国支援などのその他の問題を扱う枠組を作ることを主張しています。先進国が京都議定書を捨て、条約の下だけに緩い枠組を作ろうと働きかけていることに大きな懸念を抱いていることから、条約と議定書の議論を同じ場で進めることに危機感を感じたのです。また、アフリカの国々は、コペンハーゲン会合の透明性の低さと不平等な参加のプロセスに対して憤りを露わにしています。
このようなアフリカグループに対し、日本政府は自らが最初に次期枠組文書案を議論することを拒否したことを棚上げし、「交渉をストップさせて議論すらできない!」と強く批判しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿