2009年12月11日金曜日

次期枠組のあり方を巡って


コペンハーゲン会合3日目、気候変動枠組条約の会議が中断されました。条約の下に新しい議定書を作るための議論をする会議(コンタクトグループ)の場を持つかどうかで意見がまとまらなかったためです。条約の下に法的拘束力のある野心的な協定を求めるツバルの提案から口火がきられました。AOSIS(小島嶼国連合)は、ツバルの提案を支持しましたが、すでに存在する京都議定書の下で先進国に野心的な目標を持たせることが重要であると主張するサウジアラビア、インド、ベネズエラ、中国等は反対し、議論は紛糾しました。これまでに、日本、コスタリカ、オーストラリア、ツバル、米国が条約の下に新議定書を作ることを提案しています。
翌日の4日目、今度は京都議定書の会議において議定書の改定をめぐって議論されました。こちらの会議もまた中断され、議論は非公式会議に移されました。
事務方レベルの交渉は今日がデッドラインです。明日から始まる閣僚級の非公式会合までにどこま議論を進められるかが注目されます。


*写真:情報を求めて行き来する参加者たち

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